ケンコー・トキナーチーフデモンストレーターのの田原栄一です。
コッキンのEVOフィルターホルダーは、高濃度NDフィルター、ハーフNDフィルターをそれぞれ使うだけでなく、一緒に使うこともできます。さらに薄くしてワイド対応も。実際に操作して説明します。
コッキンEVOフィルターホルダーLサイズ
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/cokin/z-pro/3611531200080.html
コッキンNUANCESフィルター
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/cokin/filter_variation/nuances/
トキナーAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
http://www.tokina.co.jp/camera-lenses/standard-lenses/at-x-24-70f28-pro-fx.html
トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX
http://www.tokina.co.jp/camera-lenses/wide-lenses/at-x-17-35-f4-pro-fx.html
ケンコー・トキナーチーフデモンストレーターのの田原栄一です。
デジタル接写リングセットは、単独や組み合わせで7種の長さでレンズの後ろにつなげて、被写体にピッタリ近づいた接写も可能にする写真用品。遠くにはピントは合いません。デジタル接写リングセットを使うときの「撮影距離の感じ」を参考にできるよう、実際に使ってみた様子を動画の中に納めています。
使用機材は
デジタル接写リングセット
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-digital/close/tube/
スリック ミニプロ7N
http://www.slik.co.jp/compact-series/4906752106594.html
ケンコー 2WAYフォーカシングレール
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-digital/close/etc/4961607809198.html
トキナーAT-X 24-70 F2.8 PRO FX
http://www.tokina.co.jp/camera-lenses/standard-lenses/at-x-24-70f28-pro-fx.html
http://www.lumecube.jp/
ぜひご視聴下さい。
(動画・文:広報・宣伝課 田原 栄一)
ケンコー・トキナーチーフデモンストレーターの田原栄一です。
普段は各地でのセミナー活動をしていますが、より気軽に製品についてご覧いただくために動画も作っています。今回は「コッキンEVOフィルターホルダーLサイズ」の解説とともに、LEEフィルターの中でも「ハーフカラーフィルター」を使って撮った作例を紹介していますので、ぜひご視聴下さい。
(動画制作・文:広報・宣伝課 田原栄一)
ハーフNDフィルターといえば「白飛び・黒つぶれをなくし、写真上再現されないところを再現するフィルター」と一般に理解されています。果たしてそうでしょうか。
先日、長野県飯田市の桜撮影スポット、との紹介で「増泉寺」を訪れました。
見事な樹齢350年というしだれ桜があり、お寺の門とともに撮影をしていました。
門を横切る子供とともに捉えたのが、効果フィルター未使用の写真です。
トキナーAT-X 12-28 F4 PRO DX 1/50秒 F11 22mm域(35mm判換算33mm) ISO100
ただ、このときにもたくさんの写真家が周りにいて
「増泉寺という看板が新しくって目立って残念」
「フォトショップで加工しなきゃ」
といった声も聞こえてきました。
ここでひらめいたのが、ハーフNDを逆に使う方法です。
トキナーAT-X 12-28 F4 PRO DX 1/20秒 F11 22mm域(35mm判換算33mm) ISO100
コッキンNUANCES GND8S使用
ハーフNDを上下逆に使い、山門のところを暗く演出しました。
写真だけを見ると、撮影時間が異なるように見えますが、実際は効果フィルター未使用のカットを17時20分に撮影、NUANCES GND8Sを使用して撮影したのが17時22分とわずかな時間差です。
参考例
トキナーAT-X 12-28 F4 PRO DX 1/20秒 F11 22mm域(35mm判換算33mm) ISO100
コッキンNUANCES GND4S使用
ハーフNDを上下逆に使い、山門のところを暗く演出しようとしましたが、うまくいきませんでした。
ハーフNDは明暗差の調整フィルター。今回は発想の転換といった使い方でしたが、ぜひ皆様も撮影現場でいろいろ試していただければと思います。
2017年4月21日「角型フィルター活用術」セミナーの内容から抜粋。
(写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一)
青空と桜、といったシーンでは、青空をより青く、桜をより鮮やかに、色彩コントラストを出すためにC-PLフィルターを使う、といったことが多いようです。ところが、C-PLフィルターは広角レンズと組み合わせると、太陽の位置関係で効果が不十分だったり、空の青さにムラが出たり(偏光ムラ)することがあります。そのような場合の解決策、さらにケンコーハーフNDプロフェッショナルとコッキンNUANCES GND4Sの比較もご覧いただければと思います。
「アルプスの丘公園」の情景
・効果フィルター未使用
トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX 1/1250秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100
晴れているのに少し雲は多め。ストレートに撮ってみると、桜やお願いして立ってもらったモデルは見た印象よりも暗く感じました。
・PRO1D Lotus C-PL使用
トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX 1/400秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100
C-PLの使用は空の青さや桜の鮮やかさを期待してのことでしたが、効果はごくわずか、右上の空が少し青くなった程度。太陽が左側にあることに起因し、空の色が異なる「偏光ムラ」の状態がわずかに出ています。
使用フィルター「PRO1D Lotus C-PL」
ケンコーハーフND4 PRO
トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX 1/400秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100
空のトーンは暗めに落ちて青く見せることができ、桜も明るく見えて狙い通りに近い効果。ただ、ND部と透明部の境目がはっきりしたタイプを使用したので、写真上もやや不自然な感じがあります。(絞りを開き目にしており、境目がはっきりわからないように考えてはいますが)
使用フィルター
コッキンNUANCES GND4S
トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX 1/500秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100
NUANCES GNDのなだらかなグラデーションにより、自然に明暗差をつけて、桜の部分を明るくしながら、空のトーンを出すことに成功しています。
使用フィルター
コッキンNUANCES GND8S
トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX 1/500秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100
NUANCES GNDのなだらかなグラデーションにより、自然に明暗差ながらND8のためより空のトーンを強く描写できました。
使用フィルター
空のトーンを引き出しながら、下の部分の風景をやや明るく見せるという、わずかな明暗差コントロールにハーフNDを使いました。お手頃価格の「ケンコーハーフNDプロフェッショナル」は、境目がはっきりしているので、絞り値の設定にも気を使いますが、コッキンNUANCES GNDなら、意識せずに自然なグラデーションで、写真の明暗を調整できます。より自然な描写を求める方にオススメです。
2017年4月21日「角型フィルター活用術」セミナーの内容から抜粋。
(写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一)